「売上がこの金額なら法人が得」と一律に決めると、必要な費用や手続きを見落としやすくなります。継続する利益と、法人にする目的を出発点にします。
先に、法人にする目的を言葉にする
取引先が法人契約を求めている、共同経営や外部出資を予定している、事業の継続・承継を考えている、といった理由を整理します。個人事業のまま改善できることと、法人が必要なことを分けて考えます。
税金と維持費を、同じ期間で比べる
個人と法人では税の計算や申告が異なります。役員報酬、税理士への依頼、登記や公告にかかる費用なども含めて、初年度と通常年を分けて試算しましょう。事業主が手元で使えるお金と、会社に残るお金も別に確認します。具体的な税額は自分の条件を伝えて税理士に確認します。
ひとり会社でも、社会保険を確認する
日本年金機構は、常時従業員を使用する法人事業所について、事業主のみの場合も健康保険・厚生年金保険の適用対象に含めています。役員報酬や実際の勤務等による個人の加入資格は別途確認が必要です。会社負担と本人負担の双方を資金計画に入れます。個人事業も雇用状況等により適用が異なります。
編集部の移行メモ:名義変更で済むかを調べる
口座、顧客契約、会計、請求書、ドメイン、メール、各種サービスの契約を一覧にします。個人から法人への変更が再契約になるサービスや、データ移行に制限があるサービスもあります。変更に必要な書類、費用、作業日を確認してから切り替えます。
公式情報・参考資料
確認日:2026-09-30。選び方・準備順序は本サイトの編集上の提案です。